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2008/4/7 朝刊記事

婚活時代 広島市内20~40代 自分磨き講座盛況
自分磨き講座盛況
落とせぬ生活レベル/収入に不安


婚活セミナーで魅力をアップするポイントを学ぶ受講者(広島市安佐勤労青少年ホーム)

 結婚するための「結婚活動<婚活(こんかつ)>」に20~40代が励んでいる。広島市内でも相手に気に入られるイメージづくりを学び、会話力を磨くセミナーが相次いで開かれ人気を呼んでいる。実態を調査する研究者も現れている。(新田葉子、迫佳恵)

 市安佐勤労青少年ホーム(安佐南区)は3月に初の婚活セミナーを開いた。女性16人と男性3人が中区のメンタルアドバイザー金光早織さんの指導を受けた。向き合って「人をひきつける笑顔」を練習。金光さんは「心の明るさがないとできない」などと助言した。会話から共通点を探る試みにも挑戦していた。
 参加した安佐北区の会社員女性(33)は「生活レベルを落としたくないので、結婚になかなか踏み切れない。自分を磨いて条件の良い相手を探したい」と打ち明ける。中区の自営業男性(34)は「女性が自立する今、自分にも相応の収入が必要な気がして消極的になってしまう」と説明する。 中区の竹屋公民館で二月上旬にあった講座では、鳴門教育大の浜崎隆司教授が恋愛心理や円滑な結婚生活のこつを指導。当初の定員20人を上回る32人が参加した。公民館は「講演後も相談の列ができた」と驚く。
 国勢調査のデータから五十歳まで未婚の人の割合「生涯未婚率」を算定すると、広島県は1980年の2・8%から、2005年は9・7%に上昇した。90年代は結婚しない「シングル志向」もあったが、「現在は結婚を望みながら実現しない人が多い」(国立社会保障・人口問題研究所)という。
 同研究所によると、家族や子どもが持てることを「結婚の利点」ととらえる未婚者は増加傾向にあり、「経済的不安が続くと、家族の大切さを重視する人がさらに増えそうだ」とみる。半面、結婚に踏み切れない理由を「結婚後に望む生活水準が高くなり、適当な相手に巡り合わない人が増えている」と説明する。  広島大大学院総合科学研究科の材木和雄准教授は昨秋から、大学院生一人と共同で婚活について調査を始めた。婚活ブームの背景を「職場や近親者が仲立ちする機会が減ったのも、婚活が必要になる大きな要因だ」と指摘している。

「結婚活動(婚活)」

就職活動(就活)から派生した造語。目標達成のため、情報収集や自己啓発に努める姿をなぞらえている。昨年春、中央大教授の山田昌弘さんとジャーナリスト白河桃子さんの共著「『婚活』時代」(ディスカヴァー携書)が出版され、流行語となった。同書は見合いでなく自由恋愛による結婚を目指す人が大勢を占める中、印象や経済力などが高い人に人気が偏る、いわゆる「魅力の格差」が強調されてきたと指摘。結婚には魅力づくりや出会いの場探しなどの積極的な準備が必要だと主張している。4月から「婚活」を題名に取り入れたドラマの放送も始まった。