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2009/8/23 朝刊記事

婚活 広島市が支援
独身男女向け 講座や交流会
独出会いのきっかけ提供

 広島市が都市部では異例の行政による「婚活」支援に乗り出し、近く講座と交流会を主催する。市民のプライベートへの関与には慎重論もある。しかし、少子化対策の重要性が増す中、結婚を願う独身男女の出会いのきっかけづくりに一役買うことにした。(水川恭輔)

 市内在住か勤務の20代から40代前半の男女を対象に、「自分磨きの旅 山陽縁線私発(えんせんしはつ)列車で行こう!」と銘打つ6講座。
 仕事帰りの参加を想定し、JR山陽線の駅に近い船越、二葉、三篠、己斐、草津、五日市の各公民館で開く。定員は各15~20人。9月25日の全体セミナー後、スタートする。
 各講座は「インテリアカラーで快適空間プロデュース」(船越・全1回)▽「大人のための音楽の授業・はじめての歌づくり」(二葉・全4回)▽「お手軽料理でシェフ気分」(己斐・全3回)―など。さらに、6講座の全受講者の交流会を12月16日、市まちづくり市民交流プラザ(中区)で開く。
 少子化対策担当の職員が5月、公民館を運営する「市ひと・まちネットワーク」のスタッフとプロジェクトチームを結成。第1弾の支援策として企画した。こども未来企画課は「結婚を押しつける印象を持たれないよう、お見合いではなく、学習を通じた交流会として立案した」と説明する。
 結婚支援をめぐり、厚生労働省は2002年度、市町村のお見合い事業への補助金制度を検討。「行政による支援への抵抗感が根強く、効果の検証も困難」などの理由で予算化を見送った。
 一方、内閣府が設けた有識者の「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」は今年6月、「少子化対策の第一歩は恋愛、結婚から」と提言。地域や職域の「縁結び」の機能の低下を行政が補う必要性を指摘している。