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中国新聞記事クリップ

2008/10/17 夕刊記事

ビジネスインタビュー
リーガロイヤルホテル広島 播本克昭社長


リーガロイヤルホテル広島
播本克昭社長

リーガロイヤルホテル広島(広島市中区)
播本克昭社長(62) 改装で客室機能追求

地元利用増へエステ新設

 広島市中心部で33階150メートルの高さを誇る高級ホテル、リーガロイヤルホテル広島。来春に開業15周年を迎えるのを機に大幅改装を計画する。
昨年6月、親会社ロイヤルホテルの専務から就任した播本克昭社長に改装の狙いや将来像を聞いた。
(藤原直樹)

—今回の改装の狙いは何ですか。

 ホテルは装置産業で、常にリニューアルしないといけない。開業以来二年サイクルで客室などを改装しており、一からすべてやる発想ではない。うちはもともと客室が大きく天井も高い。何より窓が大きく、客室からの景色は素晴らしい。今回は、これまでやり残したことを十五年の節目に思い切ってやりたい。

—改装の中身は。

 客室の機能面で寝心地、音、香り、色といった面を突き詰める。ベッドや壁紙、じゅうたんのやり替えで良いものに生まれ変わる。ブライダルはチャペルを最新の感性で磨き直す。レストランはコーヒーハウス、鉄板焼きコーナーなどに力を入れる。

—地産地消の取り組みも活発ですね。

 地元の食材を使って宿泊客の皆さんに楽しんでもらい、地元の皆さんにも地元産の良さを再発見してもらいたい。例えば広島は酒どころなので、酒かすを使った食材で創作料理コンテストを行い、一位の料理を商品化するなどした。今秋にはカキを使った新しい料理を工夫してみたい。

—景気は後退局面にありますが、業界の現状をどうみますか。

 景気に敏感な業種だけに逆風が吹いている。東京では高級外資系のホテルが稼働率や単価を落としている。広島も不動産業界の大きな経営破たんなどがあり、景気が減退していると感じる。  ただ県全体の入り込み観光客は増加傾向にある。残念なのは、県内で宿泊する人数が平成元年からほとんど変わっていないこと。滞在型観光が重要だ。宿泊の商品を新しくつくらなくてはならない。

—JR広島駅北口に外資系ホテルの開業が予定されています。どう対応しますか。

 総合的なホテルのライバルが増える。ただ、国際会議などは一つのホテルで引き受けにくいが、共同で引き受けることで大きな会議を誘致するといった動きも出てくるはずだ。

—ホテルの将来像をどう描いていますか。

 地元の人の利便性を向上させることが大事だ。最近は地元の人の宿泊も増えている。ヘルスクラブに加え、エステティックサロンも新設する。メタボリック症候群を解消し健康に役立つメリットを感じてもらえる施設としてアピールしたい。

はりもと・かつあき
甲南大経済学部卒。69年ロイヤルホテル入社。財務部長、常務、専務を経て07年6月から現職。広島エアポートホテル社長も兼ねる。大阪府出身。

<リーガロイヤルホテル広島の概要>
広島市中区基町に1994年4月開業。客室490室。28の会議・宴会場と10の飲食施設を備える。従業員は349人。2008年3月期の売上高87億6200万円、経常利益2700万円。