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2007/3/11 朝刊記事
潮風も祝福 愛の旅立ち
美保関 港町で伝統の結婚式潮風も祝福 愛の旅立ち 美保関
港町で伝統の結婚式
地域一丸で新郎新婦の門出を祝おうと、松江市美保関町の住民団体「美保関まちづくり会議」(福間隆代表)は10日、同町の美保神社で「港町の結婚式」を開いた。漁船で入港する花嫁を住民が迎えるなど地域の伝統も復活した。
結婚したのは、ともに東京工業大で社会理工学を研究する土井良浩さん(34)と早苗さん(34)。花嫁姿の早苗さんが神社の参道脇に現れると、地元の住民が歌で祝福した。早苗さんが家族らと衣装をお披露目しながら港まで歩くと、沿道から紙吹雪も舞った。
大漁旗で飾られた定置網漁の漁船は新婦を乗せて港を周回し、新郎が待つ神社前に着岸。待ち受けた約50人の住民らが祝杯を上げた。
福間代表によると、かつて同町で一般的だった花嫁を漁船に乗せての結婚式は約70年ぶり。地域に伝わる風習を地元のお年寄りから聞いた早苗さんが今回の式を希望したという。
新郎の良浩さんは漁村の変化や活性化をテーマに研究を続けており、大学院生時代から同町をよく訪れていた。町を挙げての結婚式に良浩さんは「みなさんが力を尽くしてくれたおかげで最高の結婚式になりました」と喜んでいた。(長部剛)

