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2006/12/02 朝刊記事

自分の母と同じ身長の女性理想
大学生調査 男子で傾向

 恋人や結婚相手を選ぶ際には、人柄だけでなく相手の身長を気にする人が多い。東京大の井原泰雄講師(進化人類学)らが大学生男女に相手の理想身長を尋ねたところ、背の高い人ほど背の高い相手を、低い人は低い相手を望む傾向があることが分かった。

隠れた「マザコン」の表れ?

 自分と似た特徴の異性を選ぶ傾向は「同類婚」と呼ばれ、女性の背が男性より高くなるのを避ける傾向もみられた。ただ詳しく分析したところ、男子学生の多くは相手の理想身長を答える際に、自分の母親の背丈を強く意識しているらしいことが判明。研究グループの関元秀さんは「図らずも若い男性の隠れたマザコン性を明らかにしてしまったのかもしれない」と話している。
 井原講師らは、東京都内の二大学で男女計約550人にアンケート。自分や両親の身長と、恋人や結婚相手の理想身長を答えてもらった。その結果、男子が理想とする相手の身長は平均161センチ、女子は同175センチで、背の高い人は背の高い相手を、低い人は低い相手を望む傾向があることが分かった。
 さらに両親の身長が理想の相手選びにどう影響しているか心理的要因を分析したところ、意外なことが明らかに。
 女子は両親の身長とは関係なく、自分の背丈に基づいて相手の理想身長を選んでいたが、男子は自分よりも母親の背丈を基準にしていることが判明。背の高い母親を持つ男子は背の高い女性を、背の低い母親を持つ男子は背の低い女性を望む傾向がより強かった。関さんは「男性は無意識に母の面影を追っているのではないか」と分析している。
 学歴や収入が似通った人同士が結婚する同類婚の例はよく知られているが、これは社会的背景や職場環境が似通っているためと考えられる。鳥類では、尾の長さが似たオスとメスがつがいを組む例がみられるという。