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2006/6/10 朝刊記事

大人っぽいドレス 透明感あるメーク ユリなどのブーケ
花嫁支度 学生お手製

広島ファッション専門学校の4人
新郎新婦の希望受け 北広島できょう式

 広島ファッション専門学校(広島市中区)の学生が手掛けたドレスやブーケで支度した花嫁が、広島県北広島町の結婚式場「森のチャペル」で10日、式を挙げる。木造の式場も、建築を学ぶ学生が造った晴れ舞台。手作りのハーモニーが二人の門出を祝う。(中村昭子)

 「シンプルできれいに仕上がってうれしい」。仮縫いをした今月1日、お色直しのドレスを見た新婦の会社員吉岡直子さん(29)=広島市中区=の顔が華やいだ。胸元を広く開けた大人っぽいデザイン。
 ほっとした顔を見せるのは同校ファッションビジネス学科2年の小柳豊さん(20)、佐々木央佳(ちか)さん(19)、大堀二薫美(ふくみ)さん(19)、市川聡恵さん(19)。四人はドレスをはじめ、直子さんのブーケ作りやメークも受け持つ。
 森のチャペルは建築デザイナー松本宗夫さん(54)が営む牧場「ファーム・ノラ」にある。直子さんは、新郎の竜一さん(29)とのドライブでよく通った。ナラの大木の下からチャペルへと延びるバージンロードの風情がお気に入りだった。「いつか、ここで手作りの結婚式を」と夢見るようになった。
 二人の申し出を聞き、牧場主の松本さんの胸に思い出がよみがえった。2002年、夏休みの広島工大や広島女学院大の学生と共同で建てたのがチャペルだった。「手作りウエディングは、服飾の世界を目指す学生にもまたとない経験になる」。知人が経営する同校に橋渡しをした。
 松本さんの提案に小柳さんら4人の学生が手を挙げた。学校は所蔵のドレス数点を提供。小柳さんと佐々木さんは、薄く透けた張りのある布地とサテン地で森の緑と合うオレンジ色のドレスを選び、仕立て直した。
 メークと髪形を担う大堀さんは「長い髪を生かし、自然で透明感のある化粧をしてあげたい」と意気込んでいる。ブーケを作る市川さんは、挙式にはカラーの白い花束、披露宴はヤマユリを主体に考えている。
 「いいチャンスをもらった」と4人は張り切り、本番に備える。松本さんは「今後も花嫁の希望があれば、学生たちが参画できる出番を考えたい」と話している。

森のチャペル Tel0826(37)0323。