HOME > 仲人のプロ・池田裕子さんのコラム
「よろしくお願いします」とは言ったものの、『お顔あわせ』って、どうしたらいいのだろう。
メグミと母は顔を見合わせた。
「あのー・・・お顔合わせって・・?」母の問いに、世話人さんが説明してくれた。
「双方のご家族同士がお近づきになる機会なんですよ。
メグミさんとアキラさん、それに双方のご両親さまがいっしょにお食事をしながら、親交を深めます。
私も、もちろん参加させていただきますけどね。
場所はホテルが多いんですが、ま、アキラさんの方で決めていただきましょう」
費用は・・・?
「ええ、会場の費用は男性側が持たれますので、女性側は5000円位のお菓子や果物、地方の名産品などの手土産をお持ちになるといいですね。
アキラさんがプロポーズなさって、メグミさんがお受けになったということですから、当日は、結納式の日取りについても私からお話を出します。
メグミさんも日程を考えておいてくださいね」
具体的に教えてもらって、母は少し安心したようだ。
世話人さんが双方の都合を調整してくれて、「お顔合わせは次の週の日曜日のお昼、ホテルの個室で」ということに決まった。
その日の夜、メグミはアキラさんと電話で話した。
「父も母も、話が順調に進んでホッとしているよ。世話人さんがホテルのリーフレットを送るから、ランチのメニューを僕に決めてほしいって。
メグミさん、フレンチと日本食、どっちがいい?」
「どちらでもいいけど、和食の方が落ち着いてお話しできるんじゃないかしら」
「そうだね、そうしよう。父も母も、メグミさんのご両親にお会いできるって喜んでた」
「ウチの母は、今から心配しているの。父がまた将棋の話を持ちだしたらどうしようって」
「ハハハ・・・大丈夫、僕がお相手するよ」
その夜は、二人の会話もどんどん進んでいった。
池田 裕子さん プロフィール
夫の広い交際から、結婚の相談を持ち掛けられることが多くなり、一念発起。
(有)快適情報社を設立し、「心と心を結びたい」をキャッチフレーズに、真剣に結婚を望む人の出会いの場を創造している。
ベースは福山市だが、行動範囲は西日本全域に及ぶ。


