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今日は日曜日。
結婚式から3カ月ほど経って、ユウスケとひとみちゃんの新婚生活も少し落ち着いてきた。
「今日、買い物に行こうと思うんだけど」と、ひとみちゃん。
「ボクもいっしょに行くよ」
「昨日も帰りがおそかったでしょう。疲れてるのに、大丈夫?」
「ゆっくり寝たから大丈夫だよ」と言いながら、ユウスケは自分でも驚いた。
独身時代のユウスケは、ゲームをしたり、ビデオを見たり、家でゴロゴロして休日を過ごすことが多かった。
食事も洗濯も母任せで、自分で何かしたいとか思わなかった。
でも、今、ユウスケは、休日はひとみちゃんといっしょに家事をする。ひとみちゃんは「テレビでも見てて!」と言うけど、ユウスケがひとみちゃんといっしょに何かすることが楽しいんだから、仕方ない。
結婚が、こんなにステキなものだなんて、知らなかった。
仕事で失敗して落ち込んだときだって、マンションに帰ってひとみちゃんの顔を見たらホッとする。
「どうしたの?」とひとみちゃんに聞かれ、話しているうちに、自分のしたことを整理できて反省することもたびたびだった。
「ひとみちゃんと結婚して、よかった」と、ユウスケは心から思う。だから、ひとみちゃんといっしょに、二人の暮らしをもっとよくしていきたいと思うのだ。
結婚してから、すべてがいい方向に動き始めたような気がする。
会社の先輩たちは「いいことばっかりじゃないぞ」とおどかすけど、二人が同じ目標を見つめて考えれば乗り切れると思う。
だから、今の気持ちを忘れないようにしなくちゃ!
ひとみちゃんと出会ってからまだ1年も経っていない。
結婚めざしてスタートしたユウスケの結婚計画だったけど、結婚は「シアワセのはじまり」だった。
隣にはひとみちゃんがいる。
「さあ、行こう!」
そう言って、いきなり立ち上がったユウスケに、ひとみちゃんは戸惑ったようだったが、すぐにニッコリほほえんで、ユウスケの腕に手をからめた。(完)
池田 裕子さん プロフィール
夫の広い交際から、結婚の相談を持ち掛けられることが多くなり、一念発起。
(有)快適情報社を設立し、「心と心を結びたい」をキャッチフレーズに、真剣に結婚を望む人の出会いの場を創造している。
ベースは福山市だが、行動範囲は西日本全域に及ぶ。


