HOME > 仲人のプロ・池田裕子さんのコラム
お見合いから帰ったユウスケは、少し興奮していた。
「さゆりちゃんと話してて、すっごく楽しかった。これからも交際したいなぁ」と言うと、母の方が安心したみたいだ。
「そう、早速、仲人さんに電話をしなくちゃ」とうれしそうに立ち上がる。
「いや、自分で電話するよ。さゆりちゃんがどう思ったか、気になるし・・・」
ユウスケは仲人さんに電話をかけた。
「今日はお世話になりました。とても楽しかった。僕はさゆりさんとこれからもお付き合いをしたいと思うのですが、さゆりさんはどうでしょうか」
電話の向こうから、笑顔が想像できるようなうれしそうな声が聞こえてきた。
「それがね、さゆりさんも、ユウスケさんとのデートが楽しかったんですって。お互いに交際希望なんて、私もうれしいわ」
「これから、僕、どうしたらいいかなあ」
「まず、ユウスケさんからさゆりさんに電話をかけてね。お互いの気持ちが分かったんだから、よろしくお願いしますってね。そして、次のデートの相談をしてね」
仲人さんはそう言って、さゆりちゃんの携帯電話番号を教えてくれた。
「さゆりさんにもユウスケさんの携帯電話番号を伝えますね。次のデートの日にちが決まったら教えてください。そしてデートの後には感想も聞かせてね」
そうか・・・、ちゃんと報告しなきゃならないんだ。ま、仲人さんは責任があるもの、当然だよなあ。
そんなユウスケの気持ちが見えたように、仲人さんが言った。
「大丈夫、私が確認しておきたいのは最初だけよ。それからは二人でご自由に。でも、何回かデートしてその間に気持ちの変化があったときにはいつでも電話で知らせてくださいね」
お互いの気持ちが変わるなんて、そんなことがないようにしたいな。ユウスケは心から思った。
ユウスケはその晩さゆりちゃんに電話をかけ「これからもお付き合いをよろしくお願いします」とドキドキしながら気持ちを伝えた。
次のデートはお互いの仕事の調整をして、2週間後に決めた!
池田 裕子さん プロフィール
夫の広い交際から、結婚の相談を持ち掛けられることが多くなり、一念発起。
(有)快適情報社を設立し、「心と心を結びたい」をキャッチフレーズに、真剣に結婚を望む人の出会いの場を創造している。
ベースは福山市だが、行動範囲は西日本全域に及ぶ。


