おみやげ(お返し)結納とは

 男性側から女性側への婚約の印として結納が贈られるのに対し、女性側が男性側へのおみやげとして結納の形を取ったものを「おみやげ(お返し)結納」といいます。  結納品よりも、少し地味で控えめな装飾飾りで、男性側の結納品が白と赤の合わせ紙だったものに対し、お返し結納は白と緑の合わせ紙を用います。もうせんも、結納品は赤い色を、お返し結納しには緑色のものを使います。

 熨斗(のし)、寿栄広(すえひろ)、御袴(おんはかま)、勝男(かつお)、多留(たる)の五品を基本に、御背広(または時計、ネクタイピンなど)や、昆布、友白髪など、二品をつけ、七品にする場合もあります。  

 昔、帯のお返しとして袴をお返ししていた時代、袴の金額が帯の半分だったことから「半返し」という言葉が使われました。しかし、現在は広島では「半返し」という習慣はありません。 「お返しなしで」と言うのは「お返し結納」をしなくて良いということではなく、半返しをしなくて良いということです。誤解のないよう気をつけましょう。お中元やお歳暮を頂いて、お返ししない人はいないように、結納もお返しをするのが常識です。お返し結納をしないことで、お嬢さんに肩身の狭い思いをさせないように気をつけましょう。

 御袴料は、気持ち程度(5,000~10,000円程度)、勝男は男性側から贈られた松魚料と同額、多留も男性側から贈られた家内喜多留料と同額を包みます。御背広は品物で贈る場合が多いようですが、費用の目安は御帯料の1割程度です。  また、男性のご家族1人1人に対して、お土産を用意します。1~2万円程度の予算で男性にはネクタイ、女性にはスカーフなどを用意する人が多いようです。兄弟などに配偶者がいる場合には、配偶者の分も用意します。さらに、ご先祖様のお土産としてお線香一箱を持参します。子供にはおもちゃや図書券などを用意する場合もあります。

ウインドウを閉じる